はじめに
ある日、愛犬の瞼をなんとなく見ていたら、白いできものを発見。
「これ、なに?」
かゆがる様子もなく、目を触る様子もなく、本人はいたって元気。
でも見慣れない白いふくらみが気になって仕方ない。
これが我が家のマイボーム腺梗塞との戦いのはじまりでした。同じように愛犬の目元の異変で不安になっている方の参考になれば嬉しいです。

マイボーム腺梗塞ってなに?
まず、「マイボーム腺」とは瞼の縁にある皮脂腺のこと。目の表面を保護する油分を分泌する役割を持っています。
この腺が詰まってしまった状態がマイボーム腺梗塞です。瞼の内側や縁に白〜黄色っぽいできものとして現れることが多く、人間でいう「ものもらい」に近いイメージです。
中高齢の犬に多いとされていますが、若い犬でも発症することがあります。
放置するとまぶたがうまく閉じなくなったり、角膜炎などの病気の原因にもなるため、早めの治療が大切です。
発見から受診まで
瞼に白いできものを発見
ある日ふと気づいた、瞼の白いふくらみ。小さいけれど、明らかにいつもと違う。
本人はかゆがる様子もなく、目を触ることもなく、食欲も元気も問題なし。「痛くも痒くもないのかな?」と、むしろこちらの方が焦っていました。
その日のうちにかかりつけの動物病院にLINEで写真を送って相談し、翌日すぐに受診しました。
動物病院での診断
先生に診ていただいたところ、「見た目だけでは断定できない」 とのこと。
「マイボーム腺梗塞にしては若いんですけどね」と言われ、内心「え、そうなの?」とドキッとしました。
ただ、まずは以下の治療で様子を見ましょうということになりました。
- 抗生剤の内服
- 眼軟膏
- 温罨法(目を温める)
- 眼瞼マッサージ(片目15分ずつ×2セット)
そして、ひとつ条件がありました。
「もし小さくなれば腫瘍ではない。小さくならなければ、他の検査が必要です」
「腫瘍」という言葉が頭にひっかかり、帰り道は少し不安な気持ちでした。
治療の日々
カラーとの格闘
「目を触らないようにカラーをつけてね」と指示をもらいましたが、本人はそもそも目を気にする様子がまったくなし。四六時中カラーをつけるのもかわいそうなので、眼軟膏を塗った後だけカラーを装着して生活することにしました。
カラーをつけると最初はぎこちない動き。壁にぶつかったり、水が飲みにくかったり。「ごめんね」と思いながら見守る日々でした。


温罨法と眼瞼マッサージが意外と大変
毎日欠かさず続けた温罨法と眼瞼マッサージ。片目15分ずつ×2セットというのが、これがなかなかの時間と根気を要します。
温かいタオルを目に当てながら、嫌がる愛犬をなだめつつマッサージ。最初は「そんなところ触らないで」とそっぽを向かれましたが、だんだん慣れてきてじっとしてくれるように。毎日のルーティンになってくると、むしろ気持ちよさそうにしている姿がかわいかったです。

1週間後の再受診
「だいぶ小さくなってきましたね」
先生のその言葉に、正直ほっとして力が抜けました。腫瘍ではなさそう、という判断をいただき、引き続き同じ治療を継続することに。
約1か月で完治
治療をはじめてから約1か月、できものはほとんど消えました。
あんなに気になっていた白いふくらみが、跡形もなくきれいに。先生に「よくなったね」と言われたときは、愛犬の顔を見て思わず「よかったね」と声をかけてしまいました。

反省:マッサージ、サボってました
実はこのできものが出る前から、動物病院の先生に定期的な眼瞼マッサージを勧められていました。
でも「今日はいいか」「機嫌悪そうだし」と、なんとなく後回しにしてしまっていたんです。
今回の件で、予防の大切さを身をもって痛感しました。
マイボーム腺は詰まる前にケアするのが一番。日頃からのマッサージが梗塞の予防につながります。「うちの子はまだ若いから大丈夫」と思っていた自分への反省も込めて、今はしっかり続けています。
まとめ:目元の異変は早めに相談を
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 症状 | 瞼に白いできもの(かゆみ・違和感なし) |
| 診断 | マイボーム腺梗塞(疑い) |
| 治療 | 抗生剤・眼軟膏・温罨法・眼瞼マッサージ |
| 治療期間 | 約1か月 |
| 予防 | 日常的な眼瞼マッサージ |
愛犬の目元に白いできものを見つけたら、かゆがっていなくても早めにかかりつけの先生に相談することをおすすめします。 早期発見・早期対応が、一番の近道です。
よくなってよかった、ほんとうに。🐾