はじめに
「ミニチュアシュナウザーってどんな犬ですか?」
シュナウザーを飼いはじめてから、ちょこちょこ聞かれるようになりました。見た目のかっこよさ、あのひげと眉毛のインパクト。気になる犬種ですよね。
この記事では、うにくん(ミニチュアシュナウザー・オス・2歳)と暮らした2年間でわかった、シュナウザーのリアルをお伝えします。いいところも、大変なところも、全部正直に。

ミニチュアシュナウザーってどんな犬?基本情報
まずは基本的なプロフィールから。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原産国 | ドイツ |
| 体重 | 4〜8kg(小型犬) |
| 寿命 | 12〜15年 |
| 被毛 | ダブルコート・ワイヤーヘア |
| 抜け毛 | 少なめ |
| トリミング | 必要(1〜2ヶ月に1回程度) |
| 運動量 | 中程度 |
もともとはドイツで農場のネズミ捕りや番犬として活躍してきた犬種です。その歴史が、現代のシュナウザーの性格にもしっかり受け継がれています。
シュナウザーの見た目:おじいちゃんにもテディベアにもなれる犬
シュナウザーといえば、あの長いひげと太い眉毛が特徴的なシルエット。正統派のシュナウザーカットにすると、口まわりにたっぷりのひげをたくわえた、どこかおじいちゃんのような貫禄ある顔立ちになります。
でも実は、カットによって印象がガラッと変わるのもシュナウザーの面白いところ。よく見るとまつげが長くて目がくりくりしているので、テディベアカットにするとぬいぐるみのようなかわいらしい顔立ちになります。
トリミングのスタイル次第でかっこよくも、かわいくも、貫禄が出せる——そのバリエーションの豊富さも、シュナウザーの魅力のひとつだと思っています。



飼ってみてわかった性格、正直レポート
① 賢くて、覚えが早い
シュナウザーは賢い犬種として知られていますが、うにくんを飼ってその賢さを実感しました。「お手」「お座り」「ふせ」などの基本コマンドは比較的すぐに覚えてくれました。
ただし・・賢さには裏がある。
覚えるのが早い分、「これをやると何がもらえるか」「やらなくても大丈夫か」という判断も早い。おやつがあるときとないときで反応がまったく違うのがその証拠。都合のいいときだけお手をする天才、それがうにくんです。

② 頑固でマイペース
気分が乗らないとき、うにくんは正直です。「お手」をスルーして遠くを見はじめる。嫌なことを頼まれると、力強く地面に手をつきながら「ふせ」をする(やってはいるけど不満が全身から出ている)。
一度「嫌だ」と思ったことへの頑固さはなかなかのもの。しつけには根気が必要だと痛感しています。でもその頑固さも、個性として愛おしくなってくるから不思議です。

③ 甘えん坊
頑固な一方で、甘えん坊な面も持ち合わせています。
ソファに座っていると足の間に入ってくる。寝ていると足の間に入ってくる。胡坐をかいていると足の間に入ってくる。どんな体勢でも足の間が定位置のうにくん。撫でてほしいときは前足でちょんちょんと手を触ってきて、無視していると段々強くなってくる。
強がっているようで、実は構ってほしくてたまらない。そのギャップがたまらないんです。


④ 警戒心が強い
シュナウザーは番犬としての歴史を持つ犬種。その本能はしっかり現代に受け継がれています。
初めての場所、初めての人、初めての音——とにかくまず警戒します。うにくんも、お迎えした当初はブリーダーさんから「お手入れが大変かもしれない」と言われるほど、体を触られることへの抵抗がありました。
ただ、いったん心を許した相手にはとことんデレデレになるのもシュナウザーの特徴。目が合うだけでしっぽがブンブン回りはじめて、うれしいのがダダ洩れになる。この落差が最高です。
⑤ よく吠える
宅配便のインターホン、遠くから聞こえる工事の音、散歩中に見かけた別の犬——とにかく「報告せねば」という使命感に満ち溢れています。
番犬気質ゆえの本能なので仕方ない部分もありますが、吠え癖のしつけは早めに取り組むのがおすすめです。うにくんはまだ特訓中。
飼う前のイメージと実際はどうだった?
飼う前から「賢くて、ちょっと頑固で、警戒心が強い犬種」というイメージは持っていました。実際に飼ってみると、だいたいその通りでした。
ただ、イメージ以上だったのは甘えん坊な部分。あんなに警戒心が強くてマイペースな犬が、足の間に入り込んで寝るとは思っていませんでした。また、カットによってあれほど印象が変わるとも思っていなかったので、テディベアカットにしたときの可愛さには正直驚きました。
頑固さと甘えん坊さが同居しているのが、シュナウザーの魅力だと思います。

シュナウザーを飼う前に知っておきたいこと
トリミングは必須・定期的にかかる
シュナウザーの被毛は伸び続けるタイプなので、1〜2ヶ月に1回のトリミングが必要です。我が家は月換算で約8,800円。美容代が継続的にかかることは飼う前に把握しておきましょう。カットスタイルによって仕上がりの印象が大きく変わるので、信頼できるトリマーさんを見つけることも大切です。
しつけには根気が必要
賢い分、頑固でもあります。一貫性を持って根気よく続けることが大事。「今日はまあいいか」という甘さが一番よくない、と身をもって学びました。家族全員で同じルールで接することがポイントです。
健康面での注意点
シュナウザーは尿路結石・膵炎・皮膚トラブルなどが起きやすい犬種と言われています。食事の質に気をつかったり、定期的な健康診断を受けたりすることが大切です。
吠え対策は早めに
警戒心が強く、インターホンや他の犬に反応して吠えやすいです。お迎え後早い段階からしつけに取り組むことをおすすめします。
シュナウザーってこんな人に向いている
- 多少の頑固さも個性として楽しめる人
- 抜け毛が少ない犬種を探している人(アレルギー体質の方にも比較的向いている)
- 賢くてコミュニケーションが取れる犬が好きな人
- カットスタイルをいろいろ楽しみたい人
- トリミングコストを許容できる人
- 番犬も兼ねてほしい人
逆に、吠え声が気になる環境(マンションなど)や、しつけに時間をかけたくない方には少し大変かもしれません。
飼ってみての正直な感想:大変だけど、愛してる
うにくんは頑固で、よく吠えて、トリミング代もかかる。お手入れを嫌がってブリーダーさんを困らせていた過去もある。
それでも、足の間にすっぽり入って満足そうに寝るうにくんを見ていると、「大変」という気持ちは全部どこかにいってしまいます。
話しかけると首をかしげて一生懸命聞いてくれる。目が合うだけでしっぽがブンブン回る。疲れて帰ってきた日も、全力で「おかえり」を伝えてくれる。テディベアカットにしたときのあのくりくりした目で見上げてくる顔は、何度見ても「かわいい」しか出てこない。
大変だけど、愛してる♡ これがシュナウザーを飼った2年間の正直な感想です。

まとめ
| シュナウザーのいいところ | 大変なところ |
|---|---|
| 賢くてコミュニケーションが取れる | 頑固でしつけに根気が必要 |
| 抜け毛が少ない | トリミングが定期的に必要 |
| 甘えん坊で愛情表現が豊か | 警戒心が強く吠えやすい |
| カットで印象がガラッと変わる | 健康面での注意が必要 |
| 表情が豊かで感情がわかりやすい |
シュナウザーを飼おうか迷っている方、大変なこともあるけれど、それ以上に毎日たくさんの笑顔をもらっています。うにくんと出会えてよかったと、心から思っています🐾
